お知らせ

水源の里・久多(1) 茅葺の民家、四季の景観 高齢化率61%、進む過疎化

久多は、京都市街地から車で1時間程度の京都市最北端に位置する、山あいの清涼たる久多川が流れる実に自然豊かな集落である。5町(上の町、中の町、下の町、宮の町、川合町)の集落からなり、いまだ茅葺屋根の民家が点在する日本の懐かしい山里を体験することができる。 春は若葉と山桜、夏は緑豊かな山々、秋は一面の紅葉、冬は時に数mもの豪雪と、四季折々の姿を見せてくれる。夏は冷涼な気候で過ごしやすく、鮎などの釣り人で賑わい、旧田を利用した北山友禅菊の栽培も盛んである。 久多の歴史は古く、平安時代から木材の供給地として知られ、一説には平家の落人が逃れてきたとも言われている。花笠踊りは五穀豊穣・豊作祈願の風流踊りの流れを汲む国の無形文化財に登録されており、この他松上げは愛宕山の献火行事とし毎年8月23日に行われる。 もともと農・林業が産業の中心であったが、最近は、豊かな自然を生かし、キャンプ場などのアウトドア施設が作られたり、京都の農業体験型民宿である、農家民宿(京都市で初めての開業)が営まれ、ジビエ料理をいただくことができる。平成28年1月に富士山が見える最西端の地としても報道され、話題となった。 久多地区の人口は84名(平成27年国勢調査)。高齢化率は61%を超えており、地区内には生活支援としてのお店はなく、公共の交通機関まで10㎞離れているなど、久多地区も言うに及ばず過疎化が進行している地域である。公共の施設として、診療所(週に1度医師会より派遣で開設)と駐在所、そして高齢者の集いの場所として、いきいきセンター(昭和56年休校となった久多小学校を改装)、市出張所、郵便局、駐在所があるのみである。 水源の里・久多は、3回にわたって掲載しました。 水源の里・久多(2) 豪雪の冬は脱出する人も ADL向上が意欲生む 水源の里・久多(3) 自立支援に強いニーズ 近隣の助け合いは今も

続きを見る

イベントブース出展のお知らせ 9月18日京都府立医大病院OPENHOSPITAL

京都大原記念病院グループが京都府立医大病院OPENHOSPITAL2017ににブース出展します! 【 日時 】  平成29年9月18日(月・祝) 10:00 ~ 16:00 【 会場 】  京都府立医大病院 当日は京都大原記念病院グループ ブースにおいて、京都大原記念病院グループオリジナル 人参ジャムや玉ねぎドレッシングなどの販売や【タキイ種苗株式会社後援】種子アート体験を予定しております。数量・体験人数に限りがございますので、予めご了承ください。 会場にてスタッフ一同心よりお待ちしております。   ※写真は昨年の様子です   -ーー お問い合わせ先 --- 京都大原記念病院グループ (株式会社 ケア・サポート) Tel. 075-744-5020 Fax. 075-744-5025

続きを見る

【受付終了しました】映画 人生フルーツ 鑑賞会 in 京都シネマ 、10月22日(日)抽選で100名様ご招待

定員に達しましたので、受付を終了させて頂きました。 多数のお申し込みを頂き、誠にありがとうございました。 55才からの大人のフリーマガジン ritorno(リトルノ)がタイアップし、京都シネマで初開催! [映画 人生フルーツ 鑑賞会 in 京都シネマ ] 自分らしく生きること あなたは、考えたことありますか?   普段考えたことがありそうでない自分らしく生きること しなやかに、自分らしく生きる老夫婦のドキュメンタリー映画人生フルーツを一緒に鑑賞し、感想を交えたトーク会を行います。京都大原記念病院グループのスタッフ、タイアップのリトルノ編集長とともに 自分らしくいきること 改めて考えてみませんか? 詳しくは画像をクリック!

続きを見る

【広報誌】和音9月号を発行しました!

京都大原記念病院グループが毎月発行する「広報誌 和音9月号」を発行しました!   ★詳しくはこちら

続きを見る

志ば漬守り育てる 志ば久次期代表に聞く

夏になると風と共に爽やかな香りを放つ赤紫蘇。大原産のものは、山間の環境で守り続けられるもっとも原品種に近いものです。この赤紫蘇となす、塩が漬け込まれ、京都の三大漬物の一つ「しば漬け」が出来上がります。7月から8月にかけて収穫されると、一年分の漬け込みが、一気に始まります。   三千院の参道沿いにある漬物樽が並んだお店が「志ば久(しばきゅう)」です。1945(昭和20)年の創業から、代々受け継いできた伝統を守り続ける、しば漬けが主力の漬物処です。ここで大原のしば漬けについて話を聞きました。   「農家みたいに感じることもあります」。次期代表で創業から4代目となる久保統さん(41)は言います。大原では、どこのお店も赤紫蘇は自分で栽培します。志ば久でも、5反(1反 = 300坪 = 991.74㎡)ほど育てており「種は外から買ってきたものではなく、畑で育ったものを代々受け継いでいる」といいます。   収穫された赤紫蘇は、従業員や季節限定のアルバイト学生らが、手作業でもいでいきます。一緒に漬け込まれるナスは約15トンとのことですから、使用される赤紫蘇も相当な量です。早いものは漬け込みから2~3週間で「新漬け」として店頭に並びますが、中には約1年間漬け込まれるものもあります。日が浅い間は若干ストレートな酸味を持つものが、時間が経つにつれて徐々に角が取れて行く。人それぞれ好みは違うものの、どちらにも根強いファンがいるそうです。   志ば久では、創業以来「志ば漬」と呼ばれています。おもてなしの心を忘れず多くの方に召し上がっていただきたいという“こころざし”から、そう呼んでいるそうです。志ば漬は、店舗、インターネット、東京や京都の百貨店などで購入できます。今後について聞くと「無理な拡大をせず、大原の地に根を張り、がんばっていきたい」と力強く語ってくださいました。   今回の取材は、京都大原記念病院グループオリジナルの三笠「幸福焼」で、赤紫蘇味を志ば久さんと共同開発したことがきっかけで実現しました。弊グループでは今後とも、地元・大原の魅力を発信していきます。

続きを見る

京都府看護協会左京地区の施設代表者らが来訪 京都大原記念病院グループ施設を見学

7月28日(金)、京都府看護協会左京地区施設代表者ら11名が京都大原記念病院グループに来訪されました。これは、京都市左京地区の施設が顔の見える関係を構築し、看護力のネットワーク強化を目的に同協会が開催した「左京地区施設 お宅訪問」研修として行われたものです。   京都大原記念病院を見学時には、「回復期病院の様子をなかなか見ることがない。マンツーマンでリハビリを実施し、市街地ではなかなか難しい外周路の歩行訓練や自家菜園で野菜を収穫する様子に驚きました。」「若いスタッフが多く、活気がある。環境が良いのは立地だけではないですね。」などのお声をいただきました。   京都大原記念病院敷地内にある自家菜園では、グリーン・ファーム・リハビリテーション®をご紹介しました。最盛期のミニトマトを収穫したその場で食べていただくと、「オレンジ色のミニトマト(オレンジ千果)がとても甘くて美味しい」「とても食べやすいトマトですね」などと大好評でした。また、「収穫する楽しみだけでなく、育てる楽しみを体験できることが素晴らしい。」と褒めていただきました。   外来リハビリテーションを担う御所南リハビリテーションクリニックでは、”このような患者さんにはこのようなリハビリが提供できる”と事例を紹介すると、「こんな患者さんにはどうですか?」「こんなケースにはどのようなリハビリ提供が考えられますか?」といった具体的な質問が飛び交う、活発な意見交換の場となりました。   地元左京地区施設に所属する看護師さんに弊グループをより知っていただく機会となりました。これを機に、地元左京区の地域医療を支えられるよう、パートナーシップを強めて行けるよう邁進して行きます。

続きを見る

グリーン・ファーム・リハビリテーション® 赤紫蘇の収穫

京都大原記念病院が自家菜園を拠点に取り組む農業とリハビリを融合させた「グリーン・ファーム・リハビリテーション®」 の取り組み---   7月24日からの2日間、京都大原記念病院の患者さん7名が自家菜園で最盛期を迎えた赤紫蘇を収穫し、葉のもぎ取り作業を行いました。参加された患者さんについて、お二方をご紹介します。   参加者のお一人、溝落 正利さんは職員も驚く手さばきで「仕事ではないけれども、昔やっていたから」と話しながら、楽しそうに葉のもぎ取りを進めます。作業中も担当職員と野菜の種類や、栽培時期・料理方法などを話していました。   溝落さんは、リハビリの時間以外にも天気の良い日は自主練習として自家菜園を散策し、野菜の生育状態を確認したり、雑草を抜いたり。入院当初は90度しか動かなかった腕を、今は180度動かして、高い所にある豆も慣れた手つきで収穫しています。   担当の療法士は、「グリーン・ファーム・リハビリテーション®に大変意欲的に取り組まれている。リハビリの時間にお部屋に迎えに行くと、まず野菜の話が始まります。私より詳しい。」と話しました。   もうお一方について、グリーン・ファーム・リハビリテーション®「赤紫蘇ゼリー」はこちら

続きを見る

グリーン・ファーム・リハビリテーション® 赤紫蘇のゼリー

京都大原記念病院が自家菜園を拠点に取り組む農業とリハビリを融合させた「グリーン・ファーム・リハビリテーション®」 の取り組み---   7月24日からの2日間、京都大原記念病院の患者さん7名が自家菜園で最盛期を迎えた赤紫蘇を収穫し、葉のもぎ取り作業を行いました。参加された患者さんについて、お二方をご紹介します。   参加者のお一人、野村 彰子さんは口から食べる訓練を始めたばかりでしたが、院内に掲示されたしそゼリーのポスターを見て「ゼリーを食べられるようになりたい」との強い気持ちを持つようになりました。   提供日の前日に担当医が、ご本人の意欲や体調から大丈夫であると判断し、食べることができました。言語聴覚士と一緒に昼食と「赤紫蘇ゼリー」を摂った野村さんは「香りがいいわね。美味しい」「以前から紫蘇の香りが好き。大原の旬の紫蘇を使ったゼリーをいただけて、本当にうれしい」「最近、リハビリで自家菜園に行きはじめたばかり。また紫蘇を見に行きたいわ」と話しました。 また「口から食べると元気がでたわ!」とこれからの嚥下訓練にも意欲を見せていました。   もうお一方について、グリーン・ファーム・リハビリテーション®「赤紫蘇の収穫」は、明日公開します。

続きを見る

大原で働く思いに触れる 児童の事業所体験

6月14日からの3日間、京都大原学院の「大原探求・事業所体験活動」の受け入れを行いました。今回、体験活動に来てくれたのは、将来リハビリ職を目指しているという大原学院6年生の児童一名です。   この体験活動を通して、大原について知り地域の伝統や産業への理解を深めること、大原にある事業所は地元に対してどのような思いや願いを持って行っているかを知ることを目的とし、介護老人保健施設「おおはら雅の郷」の通所・入所のご利用者と関わってもらいました。   まず介護老人保健施設の特徴の1つである多種多様な職種が働いていること、入所・通所の違いやそれぞれが担っている役割を伝えました。体験活動の中では、主に通所のご利用者と関わってもらう中で、介護職や看護師だけでなく、リハビリや管理栄養士・介護支援専門員といった様々な職種がどのような役割を持ってご利用者の生活を支援しているのかを学んでもらいました。   将来の夢はリハビリ職ということで、リハビリに関して特に熱心に取り組んでおられました。体験活動を通してリハビリに対する想いが更に強くなったとのことで、将来が楽しみです。 ◇ 京都大原学院は2009年4月に開校した大原地域の小中一貫校です。同校では、豊かな自然と温かい人間関係に育まれた、礼儀を重んじ人に心遣いができる「ゆとりある心」を教育理念に掲げています。「大原探求・事業所体験活動」もその一環として毎年この季節に行っています。   今年も、大原でどんな思いを込めて仕事をしているかを学ぼうと、「おおはら雅の郷」のほか「芝ば久」「里の駅大原」「ファミリーマート」「志乃」の計5カ所の協力を得て実施しました。

続きを見る

【広報誌】和音8月号を発行しました!

京都大原記念病院グループが毎月発行する「広報誌 和音8月号」を発行しました! ★詳しくはこちら

続きを見る