寄り添う。
【Snuggle up】

スタッフの横顔
各部門代表者のご紹介

京都大原記念病院 院長

垣田 清人 医師

プロフィール

  • 京都府立医科大学卒業
  • 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
  • 義肢装具等適合判定医

垣田清人医師

人生の充実感を探す支援を目指す

京都大原記念病院は、回復期を中心とする、リハビリテーション医療専門の病院です。脳卒中や骨折等の治療を急性期病院で受けた後、当院に入院していただき、集中的なリハビリテーションを提供し、患者様の社会復帰をサポートしています。

無事に自宅へ退院し(元通りとは行かないまでも)生活を取り戻したとか、次のステップを見出すことができたという患者様を見ると嬉しく思います。
そのためには、どこかのタイミングで患者様自身にも気持ちを切り替えていただいて、今の状況で一番良い人生の歩み方を一緒に考えていきたいと思っています。実際うまく切り替えられずに、自宅に帰っても思うような生活にならない方、外に出られなくなる方がいます。

垣田清人医師

私は、安易に「頑張れば良くなる!」という言い方はしません。「障害を克服する」という言葉を、「障害が治る」と理解する方もいるからです。しかし、現代の医学では完全に元に戻ることは難しい、というのが実情です。だからこそ、障害を受け入れつつ「その人にとって一番の歩み方」を見つけて人生の充実感を味わっていただけるように、私たちも最大限の努力と支援をします。

ご紹介いただく医療機関の皆様には、患者様の「その後の人生」を考える一つのプロセスと捉えて送り出してくだされば幸いです。患者様の人生を作り上げる「仕上げの場」として、目的を持って任せていただけるようチーム一丸となって全力で向き合います。

垣田清人インタビュー記事はこちら

京都大原記念病院 副院長・
京都大原記念病院グループ 医療連携室 室長

三橋 尚志 医師

プロフィール

  • 京都府立医科大学卒業
  • (一社)回復期リハビリテーション
    病棟協会 会長(令和元年~)
  • 日本リハビリテーション医学会指導医
  • 日本整形外科学会指導医
  • 日本リウマチ学会指導医

三橋尚志医師

理念なきリハビリに未来はない
生活に踏み込んだ関わりで、
理念を真のものに。

常々思うのは「理念なきリハビリに未来はない」ということ。当院での理念は「自立支援」に尽きます。この理念を真のものにするためには、より生活に踏み込んだ関わりが必要です。当院でも普段の患者の状態や様子、治療やリハビリの進捗、状態などを共有し、その後の目標や計画を検討するカンファレンスには、私を含めた医師が100%参加し、また司会をすることを徹底し、当院のチームアプローチの象徴的なシーンともなっています。

一人の医師として、さまざまな医療現場を経験し、常々「医師は患者さん、スタッフに教育してもらっている」と痛感しています。これは個人だけでなく、病院も同様です。様々なご意見やご助言をいただくからこそ、日々向上していけると考えています。

三橋尚志医師

幸いこれまで多くのご指導や、ありがたい評価もいただきながらこれまでやってこれました。全国には志高く、さまざまな取り組みをされている医療・介護現場はたくさん存在しています。そうしたところからも多くを学び、現状に満足せず日々向上を目指して行きたいと思います。

ぜひ、これからも細かな部分から忌憚のないご意見をいただければと思います。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

京都大原記念病院
看護介護部 部長

中島 美代子 看護師

患者様の「自分らしく生きる」を支える

患者様の想いに、看護師が持つ専門知識や技術でお応えすること。看護の本質はここにあります。そのために一番大切なことは、看護師と患者様が“人”と“人”として向かい合うことです。目の前の患者様がこれまで何を大切にされて来たのか。これから何を守っていかれたいのか。その想いによりそうことが私たちの大きな役割です。

しかし、病院で出会うと“人”である前に“患者”になってしまいます。病気の治療に来られるわけですから、ある程度は仕方ないのかもしれません。とはいえ、患者様にとって子供くらいの年齢の看護師が「どこに行くんですか?危ないですよ」と声をかけた時、よかれと思っての一言であったとしても傷つく患者様がいるのも事実だと思います。このことから目を背けずに、できるだけ丁寧に想いを理解することを大切にしたいと考えています。その先にあるのは、患者様の「自分らしく生きる」を支えたいという想いです。

高齢でも、障害があっても、自分のやりたいことができる。患者様やご家族の日々の暮らしへの想いが叶うように、私たち看護師は多職種チームの一員として看護ケアにあたります。

入院中、何か心配なこと・不安なことがございましたら、些細なことでもお声がけください。患者様、ご家族の皆様にとって一番良い方法を一緒に考えさせていただきます。

中島美代子看護師

京都大原記念病院
リハビリテーション部 部長

橋本 幸典 理学療法士

リハビリの主役は患者様

リハビリテーションは「機能障害」を治すことを第一の目的とするものではなく、生活機能の向上をはかり、生活を支える行いであるべきと考えています。京都大原記念病院ではできる限り元の生活に近づける努力をリハビリテーションとし、その第一歩として「(患者様の)自立支援」「(ご家族の)介護負担の軽減」「(患者様・ご家族の)安心の提供」をリハビリテーションの目的と定めました。私たちリハビリスタッフは、リハビリテーションの主役である患者様を支援し、退院されてからも「困った」がないよう、お一人お一人に合わせたリハビリテーションの提供に努めています。

京都大原記念病院グループは開設当初からリハビリテーションの重要性に着目し、1985年の運動療法(Ⅰ)施設基準承認を皮切りに1992年には京都の民間病院初のリハビリ総合施設基準承認、2000年には京滋初の回復期リハビリ病棟を開設し、先進的にリハビリに取り組んできました。2007年より京都府主催のリハビリ専門職研修『回復期リハビリ研修』受入施設として、京都府全体のリハビリ水準向上にも貢献しています。

現在では、京都府下最大の約300名(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)を擁し、365日体制で多種多様なリハビリを実施。回復期リハビリ病棟対象として入院された患者様は土・日曜・祝日関係なく365日途切れなく充実した個別リハビリを受けていただくことができます。

京都大原記念病院では患者様やご家族に安心して在宅生活を送っていただくために、退院後の生活を見据えて入院時から医師をはじめとしたチーム医療を実践しています。

橋本幸典理学療法士