玉響(たまゆら)の庭

かつて名を馳せた行事装束絵師も創作拠点とした、
京都大原児玉山荘

京都大原記念病院の敷地内には、“京都大原児玉山荘”という通常は非公開の施設があります。
山荘は戦後、相撲の行司装束や能舞台装束の染色工芸家として名をはせた若松華瑤(わかまつかよう)が、創作活動の拠点としていた施設です。

随所に残る凝った趣向

小説家の林真理子の「大原御幸」にも登場する若松は、元々、ここより北の「尾越」の入母屋建築農家母屋(下坂家)を移築しました。
移築と同時に数寄屋書院の工房や舟形湯船の風呂を併設し、また玄関横の馬又は牛屋を控室に改築しており、その凝った趣向が随所に残ります。

かやぶき

四季折々の借景が美しい、
玉響(たまゆら)の庭

池泉回遊式の庭「“玉響(たまゆら)の庭”」には、比叡山、比良山を借景に鴨川、高野川の源流から清らかな川が流れこみ、四季折々の大自然が華やかに彩ります。
点在する去来門、露地門、水車、東屋待合所から、石橋をわたると茶室に繋がり、竹橋からしゃくなげの道を登れば東屋阿吽が凛とたたずみ、美しい京都大原の文化と雅趣に富んだ歴史の香りが、わたしたちをはんなりと包み込んでくれます。

庭園1

普段は非公開の庭園を、
春と秋には利用者さん、ご家族に公開

特に桜、石楠花(シャクナゲ)が美しい春、紅葉が美し秋には利用者さんやお見舞いに来られたご家族を対象に期間限定で公開をしています。
古き良き大原を五感でゆっくりとご満喫いただいております。

庭園2