お知らせ

新緑の大原”つつじ”ウォーク

京都大原記念病院グループでは、グループ内事業所をご利用の皆様にもっと”大原”を知って・感じて・楽しんでいただくために、さまざまな企画をご用意しています。   この4月よりスタートした”華(はん)なりウォーク”は、毎月一回、季節の花を満喫しながら健康的にウォーキングを楽しむイベントです。第二回目の今回は「新緑の大原”つつじ”ウォーク」です。   5月26日(金)、京都大原記念病院グループ内の3デイサービスセンター(こうやま・平野・上高野)のご利用者15名が参加し、京都大原記念病院周辺や大原児玉山荘の新緑を満喫しました。   今回は3デイサービスセンターご利用者の他にも、京都大原記念病院のご入院患者や介護老人保健施設 博寿苑・おおはら雅の郷のご入居者やご家族など50名以上の方にお立ち寄りいただきました。     ご夫婦で参加されたご利用者は、スタッフと一緒に山荘へ。普段は、歩くと疲れやすいご主人も作業療法士が見守るなか山荘内の石段を意欲的に登り、丘から眺める大原の素晴らしい景色に「喜びと嬉しさが胸に湧き上がってくる」と大喜びのご様子でした。   ”新緑”と”つつじ”を楽しんでいただいた後は、弊グループオリジナル幸福焼「期間限定・抹茶あん」をお召し上がり。幸福焼は、大原の米粉を使用したもちもちの生地に、季節を感じていただけるお味のあんこをはさんだものです。また、お土産として、幸福焼”抹茶あん”と”白あん”をお持ち帰りいただきました。   参加された方からは、「前回の”さくら”ウォークに参加した時に自家菜園に植えた落花生が芽を出していた。嬉しい。また自家菜園を見に来たい。」「幸福焼の次の味が楽しみ。」「スナップエンドウをたくさん収穫した。少し持って帰り、夕食の一品にしたい。」などのお声をいただきました。

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【広報誌】和音6月号を発行しました!

京都大原記念病院グループが毎月発行する「広報誌 和音6月号」を発行しました!   ★詳しくはこちら

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おびやま在宅クリニック(熊本県)院長補佐が来訪 京都大原記念病院グループ施設を見学

5月19日(金)、おびやま在宅クリニック(熊本県)の田代清美院長補佐が、京都の地域包括ケアシステムの現状を知るため、京都大原記念病院グループに来訪されました。   当日は京都大原記念病院、御所南リハビリテーションクリニック、大原在宅診療所、介護老人保健施設博寿苑、特別養護老人ホーム大原ホーム、グループホームやすらぎの家、の各施設を見学されました。   田代院長補佐は職種間の連携についての話題の中で、「ケアマネタイム」に関心を示しました。京都市左京区では、左京医師会が作成した”ケアマネタイム”リストが活用されており、リストには連絡方法・対応可能時間等が記載さています。「ぜひ熊本にも導入したい。ケアマネジャーが医師と連絡が取りやすいように配慮されていて、とても良いものですね」と話していました。   また大原在宅診療所で対応している「自宅での看取り」についても大変関心を寄せられており、「自宅での看取りを希望される方にその対応ができることは素晴らしいことですね」と評価する一方、「特養や有料老人ホームでの看取りは、その施設に看取りの対応ができるスタッフが必要。スタッフの確保や教育が大変難しいことだと思います。こちらにも対応できるのはさすがですね!」とおほめの言葉をいただきました。   熊本は医療連携パス発祥の地域であり、その現場で働く看護師さんと連携についての情報交換ができたことは当グループとしても大変勉強になり、有意義な時間でした。外部医療機関からの見学、あるいは視察研修など京都、日本そして海外と視野を広くもつために、今後も積極的に取り組んで参ります。

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確定申告の広報活動に協力 左京税務署から表彰

5月15日(月)、京都大原記念病院グループが今春の確定申告の広報活動に協力したことから、児玉博行代表が左京税務署の眞砂剛志署長から表彰状を受けました。   ①同署から依頼を受けた啓発ポスターをグループ各施設に張り出したこと②啓発映像を病院外来と院内売店、御所南リハビリテーションクリニックの3カ所で放映したこと③グループのホームページに確定申告のページをリンクし検索しやすくするなどのを積極的に行ったことが評価されました。   表彰式は眞砂署長のほか、同署の前田差酉里副署長、天良勉総務課長、内野絵里署員が大原に来訪して催されました。   眞砂署長は「確定申告は税務署にとっての一大イベントであり、目につくところで呼びかけていただきありがとうございました」と謝辞を述べました。これに対し児玉代表は「(高齢化で)医療機関に人が集まる時代になりました。他の病院や薬局、ドラッグストアでも協力体制が確立できればいいと思います」と応じました。

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【看護の日特集Vol.2】家はその人が輝く場 社会・家庭での役割支える

5月12日は看護の日。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、日本では1990年に制定されました。 看護の日にちなみ、現場で働く看護師に「仕事のやりがい」について、日々の心境を語ってもらいました。 第2回は訪問看護ステーション(京都大原記念病院グループ)で働く看護師の想いです。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「家はその人が輝く場 社会・家庭での役割支える」   20年前に「訪問看護」の門をたたき、今もなお訪問看護の魅力にとりつかれ、日々仲間と「看護」について熱~く語り合う時間が楽しくて仕方がない。「訪問看護師になりたい」と感じたのは、大学病院で出会った素敵な患者T氏との出会いがあったからだ。T氏はがんの進行に伴い積極的な治療は難しい状況にあったが、いつも笑顔で「外出してきま~す。外泊してきま~す」と家路へと急ぐ。空っぽのベットを見ながら、「身体はこんなにつらいのに、なんで点滴をしながらでも家へ帰らはるんやろ? 家にはなにがあるの?」その理由が知りたくて、訪問看護に足を踏み入れた。   訪問看護での多くの利用者・家族との関わりから、「その人らしさ、その人の歴史を知ること」が生活をアセスメントする上でいかに重要かを学んだ。T氏はお寺のご住職で最期まで外出・外泊をしては日常のお勤めや檀家さんとの時間を楽しまれていたと後で聞いた。今の私なら、T氏が家路に急いだ理由がわかる。T氏の住職としてお勤めを行い、夫として父としての役割も今までと同様に行うことが、T氏にとっての輝く場所だったのだと…   夫と2人暮らしで急に食事がとれず寝たきりに状態になったY氏との出会いでも人間の潜在的な力を感じることができ看護師であってよかったなあと思う瞬間に出会えた。ベットで寝た状態では、表情もさえなかったが、介助でベットサイドに座っていただき大好きな甘い紅茶を飲んでいただいた。すると、「ありがとう♡」と素敵な笑顔が返ってきた。「こんな顔を見たのは久しぶりや…」と夫も笑顔になった。「このチャーミングな笑顔にほれたんですか?」などお聞きすると、「こいつは、若いころバスガイドをしていたんや」と、これまでの生活についてポツポツと話をされた。その横で、Y氏は終始笑顔だった。   私は「人間」が大好きだ。「看護」を武器に【その人が輝ける その瞬間を作り出すこと】こそ、看護師の私にとっての最高の幸せの瞬間なのだ。その輝く瞬間に寄り添うために、これからも仲間と共に看護について、その人らしさについて探求していきたい。   --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【看護の日特集Vol.1】京都大原記念病院で勤務する看護師の想い ~前向きな変化に感動 患者に寄り添い自立手助け~はこちら

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【看護の日特集Vol.1】前向きな変化に感動 患者に寄り添い自立手助け

5月12日は看護の日。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、日本では1990年に制定されました。 看護の日にちなみ、現場で働く看護師に「仕事のやりがい」について、日々の心境を語ってもらいました。 まず、第1回は京都大原記念病院(京都大原記念病院グループ)で働く看護師の想いです。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「前向きな変化に感動 患者に寄り添い自立手助け」   回復期リハビリ病棟で働きだして9年目になる。これまで、様々な患者・家族との関わりがあった。入職初めの頃は、環境や業務に慣れる事にいっぱいで「回復期リハビリ看護」について考える事はもちろん、楽しさややりがいを感じる事ができずに日々が過ぎていた。   その頃、腰髄損傷による両下肢麻痺でのリハビリ目的で入院している患者を担当した。身体面のケアや生活介助はもちろんだが、その方は受傷による障害受容ができず、今後の生活に対しての喪失感があることから、看護は精神面への介入が主となっていた。   患者は疼痛や血圧低下による身体的症状や、リハビリに対して気持ちが向かない事から、思うようにリハビリが進まなかった。40歳代と若く、家庭的な悩みも多かったため、なるべく訪室時にはしっかり話を聴き受け止めようと努めた。   入院2ヶ月目を経過した頃から、臥床状態から標準型車椅子へリフトやスライディングボードを使用し2人介助での離床ができるまでとなった。この頃には、意欲的にリハビリに取り組む姿勢がみられ、悲観的発言は減り他の患者との交流も増えていた。当院退院後は、リハビリ継続のためにリハビリテーションセンターへ転院した。   それから約1年後にひょっこり病棟に来られ、たまたま日勤で再会した患者さんは自ら乗用車を運転し、身の回りの動作は自身で行えていた。また、当院入院中にリハビリの必要性も実感したとの事で、退院後もリハビリを継続しており、現在やこれからの目標を笑顔で語った。入院中だけではなく退院後の生活状況を聞いたり、身体・精神状態を実際に見る事ができ、入院中との変化に感動をした事を覚えている。   回復期は、急性期で救われた命を障害が残存していても、その人らしく人生が送れるよう回復させる段階にある。身体的回復期はもちろんであるが、それと同等に精神的回復も重要となる。急性期とは違い、回復期では長期的な経過(入院)であり、すぐに目に見える変化や結果は難しいが、その分、患者の心に寄り添い、患者のペースで、個々の患者の目標に向けチームで継続かつ統一した関わりを行っていく事が重要であると感じるとともに大事にしている。   「救われた命をその人らしく輝かせるために」という看護介護部の目標を大事に、リハビリ入院生活を支え、何より自立へと支援していく事が、リハビリ看護師としての役割であり、やりがい感に通じる事と実感している。   そんな中、「回復期リハビリテーション認定看護師」を受講する機会を得た。3クールの研修と4ヶ月の実践活動レポートを提出し、認定証を授与する事ができた。今後は、リハビリ認定看護師の知識・技術を生かしてより質の高いリハビリ看護を提供していきたい。   --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 明日は、訪問看護ステーションで勤務する看護師の想いを紹介します。

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「認知症」の研究者が来訪 海外からのお客様

4月29日(土)、京都大原記念病院グループに海外からのお客様が来日されました。アズセナ・グスマンさん(スコットランド エディンバラ大学講師/臨床心理学博士)とサラ・トーレスさん(メキシコ国立老人医学研究所 上級研究者)はいずれもメキシコ出身で主に「認知症」の研究に従事される研究者です。   当日は京都大原記念病院、御所南リハビリテーションクリニック、介護老人保健施設博寿苑、特別養護老人ホーム大原ホーム、グループホームやすらぎを見学されました。   もし病棟がざわついた雰囲気であれば、認知症や高次脳の方々も落ち着くことは難しくなります。当院では、患者に合わせてゆっくりとした時間を過ごしていただくこと、患者の趣味を取り入れた対応をすること、光療法で体内時計を整える取り組みを行っており、2人からは「とても良い取り組み」と感想をいただきました。現場見学では実際に調理訓練も行うキッチンにも関心を持たれたようで「安全に運用するためにどのように工夫されているか?」など、具体的な質問をいただきました。また調理訓練では、グループの農園で獲れた野菜も使用しているということ実際に農地を訪れて「It’s good!(すばらしい)」とコメントをいただきました。   世界的に見ても進行著しい日本の超高齢社会。そのなかで「認知症」は社会的にも大きな課題として捉えられています。今回の見学ではそうした認識は日本だけでなく諸外国でも共通の認識であることを確認するとともに、それに向けたアプローチなど見識を深める機会となりました。オーストラリア、中国、そして今回のスコットランドやメキシコなど、諸外国からの見学や、あるいは海外への視察研修など京都、日本そして海外と視野を広くもつ意味においても今後も積極的に取り組んで参ります。   本訪問の詳細については、広報誌「和音」6月号(6月1日発行)に掲載する予定です。

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認知症とともに(1) 徘徊の祖母見て福祉の道 進む高齢化、増す生活課題

認知症になって住み慣れた自宅を離れ、介護施設へ入所することになった本人さんの気持ちはどのようなものでしょう?   私の祖母が認知症になったのは、私が高卒で受験勉強をしていた時です。当時の私は、朝3時頃に玄関を開けて出ていこうとする祖母の行動を全く理解できませんでした。「ご近所さんが呼んでいる」と外出しようとする祖母に「声なんて聞こえないだろ!」と、暗がりの玄関で引き留めたことを思い出します。   「痴呆症(現:認知症)」と診断名を聞いたのは父からでした。「俺が死んだと助手席で言い始めた。もうダメだと思って老人病院に預けてきた」と、気晴らしにドライブに連れ出した父が一人で帰宅しました。祖母は老人病院内でも徘徊を続けたそうです。面会に行った時には、徘徊を抑える薬を使い、ベッドの上でまともな返事は出来ませんでした。   振り返ってみると、徘徊が始まる1年前から祖母の行動はおかしくなっていました。晩御飯と呼んでも部屋から出てこない。お風呂も入らない。家族と些細なことで口論になり、気の強い祖母が泣き出し布団にもぐったままでした。   当時、家族に認知症という病気の認識があれば、受診を勧めることや違う関わり方もあったのでは? と考えたのが、私がこの仕事に取り組むきっかけでした。   少子高齢化社会が進み、京都市では、2015年に1人の高齢者を5.6人で支えていますが、25年後の2040年には3.3人で一人の高齢者を支える社会を見込んでいます。 認知症高齢者を取り巻く生活課題は、現在よりも近い将来に大きくなると言われています。   高齢サポート・大原では、八瀬小学校や京都大原学院(中学生)向けの「認知症サポーター養成講座」の開催に取り組んでいます。また、昨年初めて上高野学区で道に迷う高齢者に声をかける訓練を地域役員さんと取り組みましたので、次回ご紹介します。   認知症とともには、3回にわたって高齢・サポート大原の認知症への取り組みを掲載しました。 認知症とともに(2) 小中学生サポーターも続々 大原と八瀬で養成講座定着 認知症とともに(3) 徘徊高齢者救う「声かけ」 訓練が地域づくりにも一役

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【送迎バス】5月15日ルート変更のお知らせ

5月15日(月)、葵祭が開催されるにあたり、送迎バスの一部ルート変更をいたします。   出町柳ルート(ロ系1便)において、京都御苑 堺町御門前(御所南リハビリテーションクリニック前10:52着)を迂回し、停車はいたしません。   また、その他停車場所には停車いたしますが、例年遅れが生じています(昨年は15~20分程度)。お急ぎの場合は公共交通機関の利用もご検討下さい。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。   詳しくはこちら   --- 本件に関するお問い合わせはこちら --- 京都大原記念病院グループ 総務部 送迎バス担当 Tel.075-744-3121 (京都大原記念病院 代表)

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大原女時代行列

昭和初期までの約800年にわたる大原の風習に「大原女」があります。かつて、寂光院に入寺して隠棲した建礼門院徳子の侍女にあたる「阿波内侍(あわのないじ)」が原型とされる衣装を身にまとい、女性が炭や薪・柴などを頭にのせて京の町まで売りに歩いた女性達です。   大原では、春と秋に開催される”大原女まつり”のイベントの一つに”大原女時代行例”があります。大原女の衣装を身にまとった大原女さん達が寂光院から大原女の小径を辿って勝林院まで行列巡行するものです。   今年の”春の大原女まつり”の日程は、4月28日~5月15日。”大原女時代行列”は4月29日に開催されました。当日は多くの観光客が訪れる中、時代毎の大原女さんたちが寂光院を出発。途中から雨に見舞われましたが、地元の子供たちから高齢の方まで多数が参加されていました。

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