滋賀県草津市山田学区社会福祉協議会の皆さまが視察にご来院されました。
滋賀県草津市山田学区社会福祉協議会の皆さまが京都大原記念病院へご来訪され、農業をリハビリテーションプログラムに組み入れたグリーン・ファーム・リハビリテーションⓇの視察をされました。
琵琶湖岸に位置する同地区は人口7,800人ほど、高齢化率約30%と高い水準にあります。地区内の集まりでも「健康をどのように維持していくか」は常に話題にあがるそうで、ご来院の皆さんも積極的にウォーキングなどの運動に取り組まれています。しかし同時に、健康を維持していくうえでは運動だけでなく「社会参加も大切」とよく言われます。同地区は農業を営む方の多い地域であり、そうした側面で農業を関連付けていくことができないかと考え、当院の取り組みにヒントを求めて今回の視察に至りました。
当日はグリーン・ファーム・リハビリテーションⓇを担当する木村彩香医師(京都大原記念病院 神経内科)、作業療法士、農地運営スタッフらがご一行を案内しました。
農業が本職の方も多く、実っていたエンドウマメを手に「これはゆがいて食べるととてもおいしい」など会話を弾ませながら、当院での取り組みを視察されました。参加された方からは、「特別なことでなくとも、種をまくところから、育て、調理し、食べるまで自然の流れを感じながら、楽しく健康を維持できればそんな素晴らしいことはないね」と共感のお言葉もいただきました。
地域事情を交えた意見交換に、当院としても学ばせていただく機会となりました。このような交流も大切に、取り組みを発展させていくことができればと思います。
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