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ドクター登場!髙道 美智子(脳神経外科)馬への復帰

「ドクター登場」とは、京都大原記念病院グループの医師 が趣味や最近の取り組みなど身の回りの話題に、医師ならではの目線も織り交ぜてご紹介するエッセイのコーナーです。

 

今回は、昨年着任された京都大原記念病院の常勤医 髙道 美智子医師(脳神経外科)のコラムです。

数年前、公立の急性期病院で働いていたときに、ある脳出血の患者さんと出会いました。重度ではなかったのですが片麻痺の症状があり、急性期では多くの時間を車いすで過ごされていました。もともと乗馬でいろいろな取り組みをされている方で、馬と関われる活動ができるまでに機能回復したいという意欲をお持ちでした。

発症直後よりリハビリテーションに対してはかなり意欲的に取り組まれ、その後近隣の回復期リハビリテーションの病院に転院されました。乗馬を含めて馬の世話などもできるようになること、また、パソコン操作などもできるようになることが必要で、目的をもって取り組んでおられました。また、もともと研究者の方でリハビリテーションに関しても独特の視点をもって取り組んでおられたのが印象に残っています。

回復期リハビリテーション病院を退院されたのち、独歩にて外来受診されました。乗馬されるまでに回復し、馬の世話に関しても様々な工夫を取り入れて復帰されていました。ご自身の体験を振り返り、退院後の自宅での生活もふまえて学会で発表されるとのことでした。乗馬活動を続けるという目標設定をすることで計画を綿密にたてることができ、積極的にリハビリに参加することができて回復につながったと考えられます。筋力低下の予防や、再発予防に向けた血圧コントロールに効果があった可能性についても考察されていました。ご自身のことも客観的に見て、研究の対象にされているという意欲に驚かされました。

乗馬訓練や機械的乗馬運動が脳卒中患者、高齢者の身体機能、心理的問題に良い影響を与えることについてはこれまでにも報告されています。ただ血圧コントロールに関しては報告がありませんので、価値のある学会発表になったと思います。馬と関わった活動を行うには環境が必要で、どこでもできることではありません。その地域の特色を生かした方法でもありました。

京都大原記念病院に来て、グリーン・ファーム・リハビリテーションの話を聞いたときになんとなくこのことを思い出しました。地域の特色を生かした方法、という点でも共通する部分があるように思いました。リハビリテーションとしての効果が期待されます。

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