熊本リハビリテーション病院(熊本県)に見学に行きました
10月3日(火)、京都大原記念病院の職員3名(看護師・理学療法士・管理栄養士)が、医療法人社団 熊本丸田会熊本リハビリテーション病院(熊本県)に見学に行きました。
熊本リハビリテーション病院では、リハビリテーション科のNSTチェアマンの医師吉村芳弘先生を中心に、多職種で様々な『リハビリテーション栄養』の取組をされています。この取組について詳しく話を伺いました。
「イーチ、ニー、サーン」とリハビリ室に大きな掛け声が響きながら、午前・午後に20分かけてゆっくりとできる人は120回、難しい人は自分のペースで腰を落としては元に戻すハーフスクワットを繰り返して、下半身の筋肉を鍛える『集団起立訓練』はとても印象的でした。この取組みは、FIM運動項目で「立ち上がり」を経由した動作項目が13項目中9項目あり、立ち上がりを制すればADLを制す!ということで開始されました。1人では難しい回数でも、集団的な効果で実施可能で、FIMを中心に結果を出されている取組でした。
また、食事の量が進まない患者はたんぱく質のパウダーや、中鎖脂肪酸という、一般的な植物油と比べて、「消化・吸収がよい」「エネルギーになりやすい」という特長を持っている油をなじませ、少量でカロリー・たんぱく質量を高めた『熊リハパワーライス』の提供や、リハビリの活動量と・必要な栄養量(付加する必要のある栄養量)をポイント化することで「リハビリの消費エネルギーを見える化」するリハ栄養プロジェクトの取組などを見学し、大変有意義な1日でした。
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