一層の連携強化により、より良い医療提供を目指して (京都第一赤十字病院 症例報告会)
京都大原記念病院と京都第一赤十字病院(第一日赤)とのリハビリテーション症例報告会が2月26日、東山区の第一日赤で開かれた。会は両病院の信頼関係を維持し連携を密にすることを目的に毎年開いており、この日も開会あいさつで第一日赤の梅澤邦彦・脳神経外科部長から「両病院の垣根を低くすることが患者にとってもプラスなので、今後ともこの回を盛り上げていきたい」との言葉があった。
発症直後の急性期治療を担う第一日赤と、その後のリハビリを取り扱う京都大原記念病院それぞれの治療チームが、共通する2人の患者について病状や治療内容、回復の度合いについて報告した。
1例目は「入院しながら選挙を戦い抜いた脳出血患者の症例~選挙に向けた取り組み~」と題して京都大原記念病院からは平石佑介理学療法士が報告。左の上下肢麻痺や構音障害などのある地方議員の60代男性が、選挙活動ができるように発語や整容、乗車などの動作に取り組んだ事例を紹介した。
2例目は「右半球の広範囲な梗塞を認めた症例について~車椅子、食事関わりの試行錯誤~」と題して京都大原記念病院からは岩田智恵莉作業療法士が報告。血管性認知症や左半側空間無視など高次脳機能障害のある80代女性が食事や整容に取り組んだ事例について話した。
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