映画 人生フルーツ 鑑賞会 in 京都シネマ を開催しました。
10月28日(日)映画 人生フルーツ 鑑賞会 in 京都シネマを55才からの大人のフリーマガジン“リトルノ”とタイアップ開催しました。
京都大原記念病院はリハビリテーション医療を通じて、患者様の社会復帰を支援してきました。すべては患者様の豊かな生活のために、その人らしい生活への挑戦です。そんな経験も踏まえ、医師やセラピストならではの目線も交えつつ、来場者とともに今後の豊かな「自分らしい生き方」をそれぞれにじっくり考える機会となることを願って開催しました。
上映したのは長らく人気の高い“人生フルーツ”。
コツコツ、ゆっくりと時をためて長年連れ添った夫婦。細やかな気遣いと工夫に満ち、自然とともに自分らしくすごす姿が描かれたドキュメンタリー作品です。
当日は100名の映画ファンにご参加いただき、共に作品を鑑賞した後は、垣田清人(京都大原記念病院 院長)と森直子(同 作業療法士)が登壇、森田利浩 氏(リトルノ編集長)の進行により感想や作品を通じて感じたことなどについて来場者と対話しました。
「あなたにとっての宝石箱はなんですか?」作品内に登場するある建築家の言葉になぞらえた問いかけです。
「 約20年前に亡くした夫からもらった手紙。今もこれを大切にして過ごしています。 」(来場者・女性)
「子育てと仕事と往復の毎日。けれど振り返ってみると、そこで出会った友達や家族、患者さん、そうした縁が宝石箱のように思います。」(森 療法士)
と、それぞれの考えを共有するなど限られた時間ではありましたが、対話の機会となりました。
鑑賞会を通じては「 丁寧な暮らしを心がけて、年齢を重ねて生きて行きたいと思うきっかけになった。 」「素敵な映画を観るだけでなく、じっくり自分のことを考えるきっかけになった。」とのお声もいただきました。
最後の挨拶で垣田医師は「年を重ね、同世代の訃報などを聞くと残りの時間を意識するようになってきた。しかし、ネガティブにではなく、これからの時間で、やりたいことに前向きに挑戦していきたい。皆さんもぜひそのような捉え方でがんばりましょう。」と思いを伝えました。
医療者と患者、とはまた違う今回ののような対話の機会を大切にして行きたいと思います。
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