防災研修を開催しました
阪神淡路大震災から29年目の1月17日、京都大原記念病院グループは地域交流スペースで防災研修を開催しました。例年実施しているシェイクアウト訓練に加え、今回は能登半島地震で支援活動に当たった京都市左京消防署員をお招きし、被災地の状況や防災面で大切な心構えなどをご講義いただきました。
消防署員は元日の地震発生直後から5日間にわたり、石川県珠洲市で人命救助などの活動に従事されました。現地では二階が一階を押しつぶす形で倒壊した家が目立ちましたが、幸いだったのは住民同士のコミュニケーションがしっかりとられていたこと。聞き込みをすると「隣の〇〇さんは避難しましたよ」「病院に搬送されました」と状況を教えてくださったのだそうです。それにより、限られた資材を効率的に救助に当てられたとのこと。日頃からのコミュニティ機能の大切さを語られました。
質疑応答の時間では「リハビリ時間のように、患者様、ご利用者といる時に地震が起きたらどうすればいいか」と質問があり、消防署員は「まず自分の身を守り、次に目の前の人を助け、その後に組織や立場の中で自分の役割を果たすように」と答え、すべてを助けられない中で優先順位をつけることの大切さを強調されました。
会場には水を入れるだけで食べられるパスタや、クラッカー、パンなどの非常食も展示され、参加した職員が試食体験をしました。
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