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多職種の集う研修で実践的に学ぶ  第112回 全職種研修(企画:回リハ病棟協会)参加レポート

8月18日から2日間「 第112 回 全職種研修会 (企画:回復期リハビリテーション病棟協会) 」に京都大原記念病院の職員が参加しました。

回復期リハビリテーション病棟(以下、回リハ病棟)は、創設から可能な限り生活機能を向上させた状態で地域につなげ、また近年はより早期にADL(日常生活動作)※注1を改善し在宅へつなげることも求められるようになっています。

今回の研修では、回リハ病棟ではどこまでの支援が必要で、どの時点で退院を考えるか等がテーマとなりました。当日は、事例をICF(国際生活機能分類)※注2で捉え、退院後の参加目標を達成するための「 入院中の行われる支援 」について考えるワークショップなどが実施されました。参加者を代表し京都大原記念病院 理学療法士のレポートをご紹介します。

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この度、「 第112回全職種研修 」に参加させて頂きました。

当日は医師、看護師、セラピスト、相談員、介護職、管理栄養師など多職種が参加していました。内容は回リハ病棟総論( 講師:京都大原記念病院 三橋尚志先生)、同病棟における栄養についての講義や、カンファレンス運営の方針や内容をグループで考えるワークショップを行ないました。その中で回復期リハビリテーションにおいてICFを基準に患者様の参加・活動を念頭にチームアプローチすること、チーム間での情報共有を業務内で効率的に行うことが重要だと感じました。

講義の中では2018年の診療報酬改定に伴い、栄養管理士を含めたチーム医療が患者様のADL向上や社会復帰に対して重要であることを再認識し、ワークショップは、多職種で構成された各グループで症例に対する模擬カンファレンスを行い運営方法や情報共有手段を考える機会となりました。

情報共有手段に関しては、カンファレンスシートを作成し、そのシートをもとに医療チームで共有し合うグループが多数で、情報共有ツールとして各職種の専門的な情報をシートでまとめることが患者様の全体像を把握に繋がると思いました。

今後の取り組みとして、リハビリでは患者様の退院後の生活、活動、参加を視野に目標を設定し、患者様自身が積極的にリハビリに参加できるよう訓練内容を考えていくこと、情報共有をチーム間で行いカンファレンスが有意義になるよう意識して業務に取り組んでいきたいと思いました。

(理学療法士K)

(写真はイメージです)

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【参考】

※注1 : ADL(Activities of Daily Living)とは?

日常生活動作のこと。日常生活を送るために最低限必要とされる日常的な動作で起き上がりや寝返りなどの「起居動作」、ベッドから車いす、車いすからトイレ等へ移動する「移乗」や「食事」「更衣」「排泄」「入浴」などを指します。リハビリの現場に於いては、各項目の「できる・できない」や「どの程度の介助が必要か」などの項目が身体機能や、日常生活のレベルを示す指標として用いられています。

 

※注2 :ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)とは?

国際生活機能分類のこと。2001年のWHO総会において改定された、ひとの健康状態を系統的に分類するモデル。人間の健康状態は「心身機能・構造」「活動」「参加」の3つの生活機能と「環境因子」「個人因子」の背景因子が相互に作用してあるものという見方をしている。

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