京都大原記念病院の
リハビリ治療法

京都大原記念病院は、リハビリテーション医療専門の病院です。脳卒中など機能障害を急性期病院で受けた後、当院に入院していただき社会復帰を目指し集中的なリハビリテーションを提供します。

当院で実施する代表的な治療法をご紹介します。

短期集中リハビリテーションプログラム

脳卒中やパーキンソン病等を対象に約2週間、集中的にリハビリテーションを実施する4つのプログラムをご用意しています。それぞれに、安全にご利用いただくための適用基準などが設けられています。詳しくは各ページをご覧ください。

リハビリ治療法 動画紹介

当院で実施する主なリハビリ治療法について動画でご紹介いたします。疾患やご状態に応じて実施する内容は異なりますが、当院での治療のイメージをご理解いただく一助としていただくことを目的にまとめました。

  • HAL🄬医療用下肢タイプ

    人が筋肉を動かそうとすると、脳から筋肉へ神経信号が伝わります。装着型サイボーグ HAL®(以下、HAL®)は、装着者の皮膚表面に貼付するセンサーで神経信号が皮膚表面に漏れ出た『生体電位信号』を検出して動作を支援することで、装着した方の意思に従った歩行を実現します。HAL® を装着して歩行運動を繰り返すことで、歩行機能の改善を目指します。

  • ジェントルスティム

    患者様の首に電極を装着し、ピリピリする程度の電気刺激を送ります。食べ物を食道に送り込む嚥下反射を出やすくして呑み込みの訓練を行います。

  • 体外衝撃波治療機器 ショックウェーブ

    脳卒中後遺症に多い痙縮の治療に用います。筋肉が緊張し動かしにくい部位や手足の突っ張った部位に衝撃波をあてて動かしやすい状態とし、リハビリ訓練を実施します。状態にあわせて振動数(Hz(ヘルツ))を調整します。衝撃波により、対象部位を押される感覚はありますが、痛みはほぼありません。近年、脳卒中治療のガイドラインに掲載されるなどして知られるようになりました。

  • 低周波治療機器 エスパージ(ESPERGE)

    脳卒中などで損傷を負った神経を電気で刺激して活性化させながら、リハビリを行います。主に筋肉が緊張し動かしにくい、手足が突っ張る、また曲がったままになってしまった部位の腕や手・足の訓練に取り入れています。

  • 低周波治療機器 ウィルモ(WILMO)

    脳卒中などで損傷を負った神経を電気で刺激して活性化させながら、リハビリを行います。主に筋肉が緊張し動かしにくい、手足が突っ張る、また曲がったままになってしまった部位が見られる方の手首や腕の曲げ伸ばし訓練に取り入れています。

  • 嚥下内視鏡検査(VE)

    細くて長い胃カメラのような機器を、ゼリーを塗ってなるべく痛くないように鼻の穴から少しずつ進めてのどの奥を観察します。その状態で検査食を召し上がっていただき、嚥下機能を評価します。当院では医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士など多職種で評価を実施して、情報共有します。

  • 嚥下造影検査(VF)

    バリウムなどが含まれた検査食を召し上がっていただき、誤って気管に入っていないかどうか、しっかり飲み込めているかどうかをレントゲン装置で評価します。